大豆とは?ダイズ(大豆、学名Glycine max)は、マメ科の一年生の植物、あるいは種子を指す。農作物として世界中で広く栽培されている。苦み成分であるサポニンが多く含まれており、人類の主食にまではなっていないが、植物の中では唯一、肉に匹敵するだけのタンパク質を含有することから、近年の世界的な健康志向の中で、「ミラクルフード」として脚光を集めている。
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畑の肉? 大豆は1712年にオランダの植物学者ケンペルがヨーロッパに大豆を伝え、ドイツで「畑の肉」とネーミングされました。これは大豆が肉に匹敵する栄養素を含んでいることに由来しています。実際大豆の栄養素の約30%はタンパク質で、同じ豆類と比べても際立っています。タンパク質の成分となる必須アミノ酸がバランス良く含まれ最高のタンパク源と言えます。 日本人におなじみ? 大豆は栄養価が高い食品です。良質なたんぱく質、カルシウムなどのミネラルを多く、しかもバランス良く含んでいます。大豆タンパク質には人間が体内で作ることができない必須アミノ酸を多く含み、その一方で、悪玉コレステロール上昇の原因となる飽和脂肪酸が少ないという特質を持っています。私たち日本人は、普段何気なく食べている味噌汁、豆腐、納豆といった伝統食から、必須アミノ酸を効率よく摂取しているのです。 |
美容と健康に? |
女性は閉経期を迎える頃より、女性ホルモンとの関係で、更年期障害と言われる様々な症状が起きてきます。のぼせ、ほてり、息ぎれ、イライラといった症状です。また、若い人でも偏った食生活や大きなストレスは、女性ホルモンの分泌を阻害し、更年期障害の諸症状を出す人が増えています。大豆胚芽に多く含まれる大豆イソフラボンは女性ホルモンエストロゲンという物質と構造が似ており、似たような働きをします。植物性なので安心です。大豆食品は崩れがちなホルモンバランスを整えてくれます。